薬王堂気まぐれ通信使№781  2018-3-18
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

3月18日・日曜日、今日は妻とドライブをすることにします。
目的地は特にないのですがつくしが採れるところ!という行ってみないとわからない場所でした。
午前8時に家を出ます。


あちこち探し回るより高速道路で行けるところまで行って、そこからつくしを探しながら帰ろう!ということにしました。
山陽自動車を通り中国自動車道に入り戸河内インターで下車します。
2週間前に来た時にはまだ雪が残る場所でしたがアズマイチゲが雪解けの草むらから蕾をのぞかせていました。
開花には少し早かったようです。
一般道を吉和方面に進め湯来温泉に向かって車を進めました。
途中、フキノトウキランソウを見つけて停車します。
オオイヌノフグリも青色の花弁を空に向けて広げていました。


フキノトウ


湯来温泉郷に到着します。
広島県には天然温泉の湧く場所は少ないのですが湯来地区と下流にある湯の山地区には僅かながら暖かい温泉〔鉱泉〕が湧き出ています。
湯来で地域の野菜を買い求め販売されていたぜんざいをよばれます。
つくしはなかなか見つかりませんでした。
下流域の湯の山地区に行きます。
先ずは温泉(銭湯)に入りました。
ここの湯は冷泉なのですが僅かに暖かく江戸時代に他の地域より早く稲の芽生えがあることで知られるようになったとか・・
湯治に訪れる人があることで広島城主・浅野氏の知るところとなり有名になります。
湯殿の上にある湯の山神社の天井には湯治でよくなって不要になった「いざり車」が奉納されています。
落水を頭からかぶり(潅水法)日ごろのストレス?を放出しました。
マンサクの花が咲いていました。


マンサクの花


その他、シロバナタンポポ(在来種・蒲公英)、セッコク(石斛)などが目に入ります。
周囲の田んぼに下りてでつくしを探しました
沖縄に住む娘がつくしを送ってくれ!と言います。
沖縄にはつくしは無いらしい!
今年はまだ早いようでしたが胞子のついた短いものまで丹念に採りました。


これくらいあればいいでしょう。
帰路、バイカオウレン(Coptis quinquefolia)の花を見に行きました。


バイカオウレン(梅花黄連)の花


杉林のかなり広い林床にバイカオウレンは自生しています。


バイカオウレンの花の咲く杉林


こんなに広い自生地は見たことがありません。
何時までもこのままの自生地であってほしいと願っています。
いい一日でした。
帰宅してつくしの袴を取ります
趣味で釣ったアナゴの焼き物と、春の香りがする夕食をいただいたことを記録しておきましょう!
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